IE9ピン留め

サンドプレー セラピー with 大人のクライアンツ 2  

  JCSのインタビューで子どものクライアンツに焦点を当てた紹介をしていただきました。
文中にコメントしていただいた通り、このセラピーは子どもだけを対象としたものではありません。
しばらく前にこのブログでも大人のクライアンツからの感想などを載せましたが、大人に焦点を当てて書いてみようと思います。

  大人の多くは人生のストーリーをミニチュアを使って表現することから始めます。子どもの方が象徴的な表現をし大人の方が現実的な表現から始めるのは、私たちは教育の中で頭を使って理解するトレーニングを積み重ねてきたからでしょうか。
顔を見て話すカウンセリングと違って創り出されたものを基に会話が展開しますから、話しやすいと感じる方が多いです。第3者的に見れるのも一つの理由でしょう。

  厳しい家庭で育った女性が年老いた母親と一緒に住む難しさを訴えていました。彼女は小さい女の子を自分として選び、鳥かごの中に入れようとずいぶん努力していましたが大きさが合わず結局は自分を籠の後ろに置きました。後で話を聞いてみると、かごに収まらなくて良かった。籠の中にはいたくないと思ったし、現実は私は結婚し自分の生き方があり、もうかごの中にはいないと気づいた。とおっしゃいました。

  時間をかけて自分と娘の人生を表現していた女性に、時間が迫り“あと10分ですよ”声をかけた。途中で終わらせたような形だったが、これは私の人生を現わしているという。娘の部分に時間をかけて滑らかに仕上げ、自分の部分にかける時間がなくなった。娘が幸せなら私は幸せ、とできる限りを尽くして育ててきたのに娘はなぜか反抗的・挑戦的でうまくいかない。自分が幸せなら子どももそれを感じて幸せ、とは考えられなかった彼女が今は自分の気もちに正直に行動してもいいと言う事を受け入れられるようになってきた。
心の底からの変化を生みだす魅力がこのセラピーにはあります。

  遊び、自由表現などと聞くと抵抗を感じる大人は多いかもしれません。
“忙しさの中で遊び心を忘れていました。この経験(遊び)は私を子どもの時のように素直になる助けになったように思います。”と感想をくださった方がいます。

# by makikonakazawa | 2011-03-10 09:36 | サンドプレー セラピー | Trackback | Comments(0)

座談会 サンドプレーセラピー 2  

質問者:何回くらい通ったら効果が出てくるんでしょうか?

中沢:ケースによって違います。でも、確実に言える事は残念ながら、1回で効くものではありません。何でも“早く・今すぐに” というテンポが求められているこの頃、時間がかかることは受け入れられにくいですが、一寸考えてみてください。指を切ったとします。傷口がふさがるまでにどれくらいかかりますか?皮膚の炎症が出た、カイロプラクターに行く等のケースが1回で完治ってあり得ますか?体の痛みを治すのに時間がかかるのは理解されても、なぜか心の痛みとなると受け入れられないんですね。触ろうともしないことすらありませんか。

質問者:本当にそうですね。


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# by makikonakazawa | 2010-11-26 18:18 | サンドプレー セラピー | Trackback | Comments(0)

座談会:サンドプレーセラピー  

質問者 今日はサンドプレー・セラピーに興味があるけれどいろいろ知らない事がある方が多いと思うので代弁して質問をしたいと思っているんですが。

中沢 なるべくわかり易くお答えしたいと思っています。

質問者 まず、このセラピーは子どものためだけのものではないと読んだんですが。

中沢 そうです。大人のクライアンツも多いです。
子どもと大人とではセラピーの展開が違います。
大人の場合は、まず自分で20分~30分静かに作業してもらってから話すんですが、子どもには話すな、とは言えませんから。

質問者 そうですね。
“砂遊び”の印象が強くて大人にも??と思ってしまいますが。

中沢 忘れてしまった遊び心に触れたことで、“私”に再会した、といったコメントをしたクライアントがいます。
初めてサンドプレーの体験ワークショップに参加した時に、印象に残った人がいます。彼女は自分がカウンセリングなどの助けが必要な状況にあるのをよく承知していて、それでも抵抗があって、“誘ってくれた友達の顔を立てるために来ました。第3者的に見学させてもらうつもりです”と自己紹介したんです。ところがその彼女が一番楽しんで帰って行ったんです。
忙しい生活の中で静かに自分と向き合ってみる時間が無い大人が多いでしょう。そんなシンプルな事が大事な一歩で、それをもとにセラピー的な展開をしていくんです。

質問者 もっと聞きたいですが、今日は子ども対象のセラピーに絞ってお話しを聞くという事で良いですか?

中沢 私は、子ども対象にセラピーをする時には、サンドプレーとう手段にChild Centred Play Therapy の理論を加えて行っています。
子どもの言語的な発達、問題処理をしていく子どもの心のメカニズムを考慮したうえで、子どもが心に詰まらせているものを開放する歩みを支えていくんです。

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# by makikonakazawa | 2010-11-10 18:21 | サンドプレー セラピー | Trackback | Comments(0)

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